こんにちは、じぇりどです。
今回は、FPVドローンの練習方法のひとつ、シミュレーターについてです。
数あるシミュレーターの中でも、僕が使っている「VelociDrone」の使い方を記事にしました。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/01/23422324.jpg)
・シミュレーターなんてしょせんゲームでしょ?
・開局できたらシミュレーターは卒業
僕もこんな風に考え、すこ〜しシミュレーターを軽くみてました。
結論
- シミュレーターはゲームにあらず、本物にそっくり!
- 本物を飛ばせるようになった後も、お世話になる!
今回は、その理由と、初心者向けシミュレーターの練習方法について書いてみました。
VelociDroneはすべて英語表記のため、導入に少し手間取った経験があります。
同じ境遇の方がいれば、参考になればと思います。
この記事でわかること
- シミュレーターをやる理由
- VelociDroneの導入方法
- VelociDroneを始めるための設定方法
- 初心者向けの練習方法
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この記事を書いた人
- FPVドローンをはじめたが、Web上の情報量の少なさにびっくり
- 同じような方の指針になればと思い記事を書き始める
- 会社員時代はインフラエンジニア
- 副業としてDJI系ドローンによる事業をはじめ、現在はフリーランス
- 全国包括申請取得済み(DID、夜間、目視外)
- 民間のドローン資格2種保有(UAS Level2、DJI スペシャリスト)
- 三陸特、四アマ、業務用無線局開局済み
この記事で使用している機材はこちら
PC:MacBook Pro (13-inch, 2020, Two Thunderbolt 3 ports)
CPU:1.4 GHz クアッドコアIntel Core i5
メモリ:16 GB 2133 MHz LPDDR3
グラフィック:Intel Iris Plus Graphics 645 1536 MB
※複数アプリを起動しながらや、VelociDroneの解像度を上げまくるなど、無茶しなければ十分動作します。
シミュレーターをやる理由
シミュレーターはやった方が良いです。
いくらぶつけても壊れないからです(笑)。
本物と操作感が近い
これは本物を飛ばせない状況だと、なかなかわかりづらいですが・・
かなり本物に近いです(当社比)!
シミュレーターをやってから本物のドローンを飛ばすと、感覚が掴みやすいと思います。
シミュレーターをやるメリット
- いくら落としてもドローンが壊れない
- マイクロドローンの場合、狭いコースで練習することで、より本番に近い操作体験が得られる。
- 絶対に壊れない環境で、ACROモードの練習ができる
逆にデメリットもあります
- 緊張感がほぼない
- ダラダラやってしまいがち
どうしてもドローンが壊れない関係上、ダラダラやってしまいがちです。
おすすめの練習方法は、何週するかを決め、1週ごとに全力投球することです。
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指先に全力で集中するんだにゃ!
画面を録画し後で見返すこともオススメです。
(うまく飛ばしてたつもりが、見返すとガタガタなんてことも多々・・)
設定の確認で使う
初心者である僕は、Rateの調整くらいでしか使えていません。
シミュレーター上でRate設定を変更してフライトしてみる。
しっくりきたら同じ値をドローンにも設定してあげる。
こんな使い方をしています。
最初のうちは「こんな感じ」で設定しておくと良いと思います。
VelociDroneの導入
導入の手順は以下となります。
- アカウント作成
- VelociDroneの購入
- マイクロドローンパックの購入
- ダウンロードしてインストール
「マイクロドローンパックの購入」については、必須ではありません。
マイクロドローンを飛ばす予定の方(Mobula6やMeteor65)には、おすすめです。
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ドローンのサイズによって、スピードや安定感が全然違うにゃ
アカウント作成
「VelociDrone本体」と「マイクロドローンパック」の購入をおすすめします。
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「Shop」のタブをクリックします。
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買うものその①
「VelociDrone License」・・本体
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買うものその②
「Micro Class Quads」・・マイクロドローンパック
Meteor65やMobula6などをシミュレーターで飛ばせるようになります。
購入したものをダウンロードしてインストールします。
Windows、Macで対応するパッケージを選択してください。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/img-2023-04-26-14.58.35-1024x540.png)
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右上の「ユーザー名」から「My Licenses」をクリックします。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/img-2023-04-26-15.00.45-1024x540.png)
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すると購入した製品が表示されます。
ご自身のOSに合わせた製品をダウンロードしインストールしましょう
プロポの設定
インストールまで完了したら、早速VelociDroneを起動しましょう。
いくつか設定する項目があります。まずはそれらを片付けましょう。
プロポの設定
まずプロポ側の設定です。
必須ではありませんが、プロポ側でシミュレーター用のモデルを作成します。
まずは一つモデルを作成します。
作成方法については「こちら」を参考にどうぞ。
設定することは2つだけです。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_6887.jpg)
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「Model name」
名前は分かりやすく「VELOCI」にしました。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_6888.jpg)
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「Internal RF」・・OFF
「External RF」・・OFF
PCとプロポの接続
PCとプロポの接続には通信用のケーブルを使ってくださいね。
プロポに電源を入れてから接続開始です。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_6889.jpg)
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プロポ上部のタイプCにさします。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_6890.jpg)
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PC側。特に言うことはありません(笑)。
MacユーザーなのでタイプCに変換しています。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_6892.jpg)
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PCと接続すると接続モードを聞かれます。
「USB Joystick(HID)」を選択します。
VelociDroneの始め方
VelociDroneでもいくつか設定をし、いざ練習スタートです。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/img-2023-04-30-14.48.55-1024x727.png)
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しばし待つとこの画面になります。
コントローラーの設定
VelociDroneでプロポを使えるようにします。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/img-2023-04-30-14.49.33.png)
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「CONTROLLER」をクリックします。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/img-2023-04-30-14.50.12-1024x602.png)
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「Legacy Setup Panel」をクリックします。
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まず最初に、スティックをグリグリして右上のドローンが正しく動くかを確認します。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/img-2023-04-30-14.50.59.png)
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Race Startの項目で「UNASSIGNED」(未割り当て)となっているところをクリックします。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/img-2023-04-30-14.51.08.png)
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カウントダウン終了後に、割り当てたいスイッチを入力します。カチッと。
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正常に割り当てられました。
シミュレーターでの練習スタート方法
コントローラの設定が終わったら、シミュレーターでの練習が可能となります。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/img-2023-04-30-14.49.332.png)
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「SINGLE PLAYER」をクリックします。
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左上の「ADD QUAD」をクリックします。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/img-2023-04-30-14.51.59.png)
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お好きなドローンを選択します。
絵では「BetaFPV75x」を選択してます。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/img-2023-04-30-14.52.17.png)
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ドローンを選んだら、右下の「SELECT QUAD」をクリックします。
![](https://kawakami-works.net/wp-content/uploads/2023/04/img-2023-04-30-14.53.43.png)
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「コース」や「ラップ数」などを選び、「SELECT SCENERY」をクリックするとシミュレーションスタートです。
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始まったら、「Race Start」に割り当てたスティックで、レースをスタートしてみましょう。
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行き先が表示されるようになるので、便利ですよ。
練習におすすめの設定
快適に練習するための設定をご紹介します。
カメラアングルの設定
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「fn」+「↑」or「↓」キー
広いコースの場合はアングル角度を大きく(40度くらい)
狭いコースの場合はアングル角度を小さく(15度くらい)すると、飛ばしやすくなります。
PIDの設定
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右側の歯車マークから設定します。
始めたてのうちは、「Rate」の数値を抑えると飛ばしやすくなりますよ。
スティック操作
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「M」キー
後で見返す場合などに有効かも。
他にもショートカットキーはたくさんあります。
レース中の画面、右側キーボードのアイコンを押すとショートカットの一覧をみることができますよ。
練習におすすめのコース
いざ練習!!となっても、選んだコースによっては超難易度のコースの場合があります。
なので、最後に初心者向けのコースについてご紹介します。
キヨっち様は初心者用コースを作成してくれています。
まとめ
今回はシミュレーターでおすすめのVelociDroneのご紹介でした。
本体と一緒に、マイクロドローンパックも買っておくのがおすすめです。
プロポ側・VelociDrone側で少し設定すればシミュレーション可能です。
ぜひ試してみてくださいね〜。
今回も最後までみてくれてありがとうございました。
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